上野の東京都美術館でやってる「マティス展」に行ってきた。
初期のころと晩年を比べると同じ人の作品とは思えないほど違うスタイルの描き方にかわってて、きっと揺れ動いてたくさん迷いながら自分を表現していたんだろうなあって。全部マティス。
ミュージアムショップでは絵画に出てくる洋菓子を真似て作ったケーキや、食器が販売されていた。絵画は敷居が高いけど、グッズになるとおしゃれで持っていたいとおもうような気持ちになる。外国人や若い女性がどれにしようか迷いながらショッピングカートに入れていた。わたしはアイディアだけもらってポストカードを2枚買った。
企画展では「アートコミュニケーションを体験する2023」が開かれていたのでちょっと覗く。
ヘレンケラーと同じように視覚・聴覚は不自由だけれど触覚がとても優れた方が開発した遊びが体験できる場所。
「お時間あれば一緒にやりませんか?」
係の方2人が声をかけてくださり3人で触覚のみを使うゲームをした。なかなか難しい。だけどおわってから”つながりがある”と感じた。はじめて会ったのに昔から友達だったような。
目でみること、耳で聞くことはひとりでもできる。でも触覚はなにかに、誰かに触れていないと感じられない。当たり前なんだけど。こうやって思いがけないつながりが生まれるのっていい。